平成23年6月23日、佐伯市女島にある農業生産法人 株式会社サニープレイスファームの 『塩熟トマト 朱々(しゅしゅ)』250㎏が初出荷されました。
株式会社サニープレイスファームは大分市の大分港運株式会社が平成22年に設立した農業生産法人で、遊休農地を利用して、今年3月から高濃度トマトのハウス栽培を始めていました。
トマトは土を全く使わない水耕栽培の「一段密植(いちだんみっしょく)」という方法で育てられ、養液の中に塩分を入れ、糖度を上げる技術を採用しています。今回出荷されたトマトは3月下旬に種まきを行ったもので、早くて70日(約3か月)、季節によっては130日ほどで収穫できるようになります。
普通のトマトは一株に何段も身を付けますが、“一段密植”は一株に一段の花房なので、栄養がまんべんなくいきわたり、糖度(8~10度)が均一になるそうです。
長さは1列50m!740株が栽培されていて、その列だけで2,000個も収穫できるそう 収穫されたトマトは大きさや糖度別に選別され、関西・名古屋・東京方面に出荷 直径6~7㎝、重さ80~100gが主流。糖度9度以上が全体の20%以上を占める
稲田社長は「『朱々』というネーミングはかわいさを出したかったので女性がヘアアクセサリーとして使う“シュシュ”から名付けた。佐伯のブランドとして売り出していきたい。」また、「地元の農家の方と共存できるよう、仕組み作りをしていきたい。」とおっしゃっていました。
トマトについて熱く語ってくださった稲田社長
糖度8を試食。とっても甘くてみずみずしかったです!
同ファームでは今年中に施設を追加整備し、合計1,8haを9つの区画に分け、1年を通して160t(現在1日240~300㎏)の出荷を目指しています。
(Written by 大野歩 24.Jun.2011)
株式会社サニープレイスファームは大分市の大分港運株式会社が平成22年に設立した農業生産法人で、遊休農地を利用して、今年3月から高濃度トマトのハウス栽培を始めていました。
トマトは土を全く使わない水耕栽培の「一段密植(いちだんみっしょく)」という方法で育てられ、養液の中に塩分を入れ、糖度を上げる技術を採用しています。今回出荷されたトマトは3月下旬に種まきを行ったもので、早くて70日(約3か月)、季節によっては130日ほどで収穫できるようになります。
普通のトマトは一株に何段も身を付けますが、“一段密植”は一株に一段の花房なので、栄養がまんべんなくいきわたり、糖度(8~10度)が均一になるそうです。
稲田社長は「『朱々』というネーミングはかわいさを出したかったので女性がヘアアクセサリーとして使う“シュシュ”から名付けた。佐伯のブランドとして売り出していきたい。」また、「地元の農家の方と共存できるよう、仕組み作りをしていきたい。」とおっしゃっていました。
同ファームでは今年中に施設を追加整備し、合計1,8haを9つの区画に分け、1年を通して160t(現在1日240~300㎏)の出荷を目指しています。
(Written by 大野歩 24.Jun.2011)