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by さいき殿伝
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先進地視察研修第2弾!高知県“四万十ドラマ”で学んできました!


平成24年12月4日(火)~5日(水)、佐伯市の農林水産物のブランド化をより図っていくために、佐伯市ブランド流通促進協議会の委員がモデル的事業を進めている先進地として、高知県の道の駅「四万十とおわ」、そして、愛媛県今治市にある「JAおちいまばり さいさいきて屋」へと研修に行って参りました。
私、ブランド娘4号が、その内容をレポートしたいと思います。

まず、一日目の道の駅「四万十ドラマ」から。

メンバーは、こちら・・・
雪のチラつくなか、ブランド一行は四万十川をバックに記念撮影!!ヽ(^。^)ノ
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写真前列左から(佐伯市森林組合 参事:山崎 義久・佐伯市ブランド流通促進協議会 会長:高橋 治人・佐伯市ブランド流通促進協議会 推進員:清松 葵)
写真後列左から(佐伯市観光協会 副事務局長 岩崎 裕祐・佐伯市ブランド流通促進協議会 事務局長:田嶋隆虎・道の駅かまえ 店長:市橋 俊蔵)※敬称略 
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※写真は、四万十ドラマの講習前にお礼を伝えている佐伯市ブランド流通促進協議会の会長高橋治人氏


四万十ドラマでは四万十川に負担をかけないもの作りがコンセプトであり、紙のアート缶を使ったお茶を販売しています。40年前の古い紅茶が地元で発見されたことから、紅茶作りも始めたのだそうです。
直売所内には、スイーツ・アイスミルクティー・ジャム・ゼリー・ケーキなど加工して販売しています。
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道の駅十和では、日本道の駅初で無料のビニールのレジ袋を廃止し、新聞紙で商品を包むことにしたのだそう。
その延長線上に、地域のおばちゃんの発案で新聞紙バックを作るようになったとのこと。
新聞バックの売り上げの一部は、四万十の森林保全活動に寄付しているのだという、地球に優しい道の駅なんですね。雄大に流れる四万十川を、みんなで守り育てるって、なにかいいですよね~(*^。^*)

こちらは、四万十名産の地栗をペースト状にしてつくったパウンドケーキです053.gif
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オリジナルのお茶と一緒にいただいたのですが、食べた瞬間、栗の香りが口のなかいっぱいに広がり、甘さもちょうどよく、美味しい!!(^v^)
栗の加工品のパッケージやお茶のパッケージもすべて、同じデザイナーさんにお願いして作成しているので、統一感もばっちりです。

「四万十とおわ」では2011年春から、新しいNPO『RIVER』がスタートしました。
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もう一度、四万十の農林漁業を再生したいという思いで1996年に発足されたRIVER。
第一次産業の再生をすすめていく。四万十川の「ユタカサ」とは何か?を考える会員制ネットワークです。
栗山の再生や、四万十川新聞バッグ、自然の学校など、RIVERセミナーなどを行っています。随時、会員を募集しているとのことでした☆☆☆

こちらが、今回の研修で紹介された、四万十川に優しいグッズです!!
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・四万十川新聞バッグ(地元の古新聞をレジバッグとして再活用。海外にも輸出されエコバッグとしてメディアにも取り上げられている)
・四万十産・地栗(濃厚な甘さと大きな身が特徴)
・じつは葉処 しまんと緑茶(時代を先取り☆紙のアート缶をつかったお茶)
・ひのき風呂(製材所からでる四万十ひのきの柱の端材をリサイクル!お風呂周りに置くだけでヒノキ風呂がたのしめます)
・めでてぃーときの、たのてぃーお茶(お祝いごとなどに、大人気のお茶シリーズ・ネーミングがおもしろいんです)
・かおり米(十和オリジナル品種。十和錦。いつものお米に混ぜて炊くと、本当に新米みたいにイイ香りになるんです)
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その他、荒茶、お茶シリーズも豊富にあります☆
商品のパッケージは、デザイナーの梅原真さんと一緒に考案されたのだとか。
消費者側を考えて作成をしています。そうすることにより、全体的に一体感をだし、四万十色を出していました。
これらの商品の販売戦略として、店内に入ってお客様がまず最初に目がいく玄関先に、道の駅おすすめ商品を置いています☆そこで興味を湧かせることによって他の商品も手に取ってみようという気持ちにさせるワケですね☆ほっほ~なるほどなるほど!!

ゆずを使った商品や調味料なども豊富にありましたよ~☆ゆずのドレッシング私も自宅で愛用中!
香りがよくて、お野菜が2倍も3倍も美味しく感じるから不思議です(笑)また買いたいと思わせる一品☆
都会の方用には、小さめの使いきりサイズをオススメしているなど、消費者によって販売の仕方を変えてらっしゃるのがよ~くわかりました☆これって、私たち消費者にしたら、かなり有難いことですよね^^
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最後に、「道の駅かまえ」の店長、市橋俊蔵さん(写真中央)が、「四万十とおわ」の店長、中野千里さん(写真左)・今回の研修の講師をしてくださった㈱四万十ドラマ 総務部長の森岡 孝治さん(写真右)との貴重な交流を交わすこともでき、とても意義のある視察研修でした(#^.^#)
フェイスブックを通じて、この研修前から道の駅同士の情報交換をしているとのこと!さすが双方とも敏腕店長です!
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3人ともとびっきりのいい笑顔です^^
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せっかくの出会いなので、私たちブランド娘2人も名刺交換をし、今後ともよろしくお願いします!の意味あいも込めて、記念にお写真を撮らせていただきました(*^。^*)
今後も双方で情報交換を行い、切磋琢磨していくことを心に誓ったのでした・・・


2日目・・・

ブランド一行は、愛媛県今治市にあります、「JAおちいまばり さいさいきて屋」へ視察研修へGO!
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駐車場は満車。広大な建物にビックリ・・・ここはいったい・・・
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に・・・日本農業賞!!し・・・しかも大賞です。
経営理念・・・地域と農家が触れ合える直場所!
今治の農業を大切にしながら、安心・安全・新鮮・おいしい!をモットーに地元農産物の良さを伝える。。。
今治の農の人たちを大切にしているのですね・・・

少しお店の中を拝見させていただいた後、さっそく研修に入りました☆
講師をしていただいたのは、

JAおちいまばり さいさいきて屋 直販開業室 室長 西坂 文秀氏です☆
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ココさいさいきて屋では、「農協」「農教」「農強」の3つの造語スローガンを掲げております。
農協・・・食の農の大切さを伝えてゆく
農強・・・未来の強い農業づくりを目指してゆく

西坂氏は、農協の営農販売を20年間続けるなかで、ずっと疑問や不安を抱えていた。
それは何故か。
「農家が農協に来ない。来ないからモノが集まらない。集まらないからモノが売れない。」の悪循環が発生していたからである。

そこで西坂氏は、「農協のあり方」について、じっくり考えたのだといいます。

専業の農家だけではなく、女性や高齢者、家庭菜園をされている方へも対象に受け入れをしたい。
生産者に、“作る”喜びだけでなく、ぜひとも“売れる”感覚を味わってもらいたい。。。
そんな強い思いを抱いて、荒れ地の小さな小屋から直売所を立ち上げました。

一方農家の人の反応はというと、「彩菜へモノを持っていけば、売れるという感覚がわかり、作る喜びも得た」という声が続出!!
凄く喜んでくれた。西坂氏は本当に、嬉しくて順調な滑り出しであったという。

しかし、運営するなかで大変困ることもあったそうです。
当時8億円もの農産物が収まらないのでコンテナは3つまで、外は空調が効かず劣化してしまうので置きたがらない、早朝6:30にシャッターを開ける為、夜中から並んでいた車のエンジン音で近所迷惑が続いたのだそう。

そこで西坂氏はどうにかせねばと、受け入れ態勢を考えなおしたうえで、現在の「さいさいきて屋」になり、その後も順調で年間売上22億円。日本一の直売所にまでに発展させたのだといいます。
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作り手・買い手・売り手

皆が嬉しい!!!三方良く!!!の論理が整うこと=商売の基本だと西坂氏は語ります。
コレといったものはないが、野菜・花・果物・米・肉・魚、すべてが揃う直売所。
晩御飯の材料が一気に揃うという便利さ。

そして

今治産にこだわりをもつ。
今治のモノは今治で消費すること。

まさにココは「地産地消」の楽園です。

なんだか今治は、「農」にかなり強そうなイメージが私には湧いてきました・・・

と、ここで研修室に飾られていたものが気になりました☆
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綿・・・?わた栽培ですね。

そう、ここ今治市ではタオルで有名なんですよ!!なんと現在、全国生産の60%以上をも占めており
日本一のタオル生産量を誇っています。

さいさいきて屋でも、綿栽培をされているので、マフラータオルが出来るまで☆を描いておりました☆

●そのほか、小学生を対象に1年間のカリキュラムを組み農業体験をさせて、自然の有難み、仕事をする楽しさや大変さを教える食育活動。(20人に対して、400人程の応募があり、狭き門とのこと!!)

●クッキングスタジオといって、英語しか喋らない親子料理教室、食によるコミュニケーション・遊び楽しみの場を提供しています。

●さいさい農園・・・新技術・新品種実証。体験型市民農園、マーケティング講座などを行っているんだそうです!
・・・販売するだけでなくて、食育や講演とか、Engrishのみの料理教室とかやってるなんて驚きです!!素晴らしい!!

そうやって、子どもたちに食と人と農の大切さを伝えているのですね。。。
よって、未来の後継者を育てていく・・・

「造語のスローガン」にぴったりな道の駅だということに、私はここでようやく気がつきました!!!
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広大な直売所は全て棚が低めに統一されて端から端まで見渡せる。野菜の一つ一つに分かりやすいPOPが添えられており、何処に何があるかが一目瞭然でした。こ・・・これは嬉しい!目的を定めて一直線~☆☆☆

こちら、鮮魚コーナーまで!!
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地元漁協とタイアップした鮮魚コーナーも目玉の一つで、採れたての海産物も所狭しと並んであり、威勢のいい声で活気をみせていました(*^_^*)

SAISAICAFE
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「農」に関わる方には、あまり若者が少ないですよね
唯一、若者を呼べるように、とってもオシャレなカフェがあるんですね~。
なるほど~考えましたね、そうやって若者にも農に興味をもってもらえるチャンスを作れるというワケなんですね!!

時間がなくて、中に入って視察が出来なかったのですが、スタッフさんも明るくイキイキとされてたので
ぜひ、今度寄ってみたい場所です!!

まだまだ、90分ほどの西坂氏による興味深い講演は続きます。。。
沢山、活躍されたお話し、ご苦労されたお話をしていただき、全ては紹介することが出来ないけれど
特に、印象に残ったお話を、本ブログでご紹介させていただきました☆

西坂さん、一気に引き込まれる貴重なお話しを本当にありがとうございました☆
西坂さんの漲るPOWERで、これからも日本中を元気にしてくださいね(*^_^*)

今回ご講話をいただきました「四万十とおわ」の森岡部長、中野店長、スタッフの皆さま、そして、JAおちいまばり さいさいきて屋 直販開業室 室長の西坂様本当にありがとうございました(#^.^#)
そして、いつか大分県佐伯市に、ぜひお越しくださいね☆016.gif

by saiki-brand | 2012-12-22 16:11 | 研修会・視察(報告)