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by さいき殿伝
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[西日本食品産業創造展‘10」~
地産地消サミット 第2部 パネル討論会<地産地消と安全安心の取り組み>
パネリスト:エフコープ生活協同組合 理事長 梶浦 孝弘氏
      にじ農業協同組合 代表理事組合長 足立 武敏氏
      福岡製粉倶楽部 会長 野上 英一氏
      ㈱リンガーハット マーチャンダイジング部 購買担当部長 武谷 真太郎氏
コーディネーター:
       中村学園大学 流通科学部教授・流通科学研究所長 甲斐 諭氏

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にじ農業協同組合
・直売所:市場外流通を増やす取り組み推進をしている。
・米粉 :米を大阪で粉末加工し、米粉パンを作っている。直売所での販売と、学校給食に出している。学校給食は60千食/回を、年2~3回実施。学校給食を通じて、米食の拡需をしたい。
・大豆 :生産しているが、加工は大阪。
・米同様、福岡県内の製粉会社でも扱ってほしいが、ライン等の問題で実現していない。

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福岡製粉倶楽部
①製粉業界の現状について
・国内における小麦生産量は、北海道に次いで福岡は第2位。福岡産はパン・麺類(業界では麺といえば一般的に中華麺を指す。)の大半には向かないため、うどんに加工されてきた。
・国産小麦の生産量は約800千t/年、国内で消費される小麦の10%程度。これを1,500千tまで増産したいと国は目標を掲げているが、現実的には厳しい。
・東福製粉では、2~300t/日を小麦粉に加工生産しており、これが採算ベースである。
・県産の米・大豆の製品加工については、地元企業として取り組むべきと考えるが、従来のシステムに導入して採算が取れるのかを、まず検討していきたい。
②「ラー麦」の開発について
・従来ラーメンの麺の原料小麦はオーストラリア産。「博多豚骨ラーメン」が全国的に有名なのに、麺の原料が福岡県産はもとより、国産でもないところに以前から危惧する向きがあった。このことから、ラー麦プロジェクトが立ち上がり、5年を経過した現在、「筑紫W2号」という新品種を開発した。もっちりとした特徴があり、従来の博多麺とは違うが、業界関係者からの評価が高いものとなった。現状では作付け面積がが少ないが、どんどん普及して貰いたい。県産品目でラーメンを作ることができれば、「博多豚骨ラーメン」は、真の地産地消食となると考えられる。

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㈱リンガーハット
①社の概要
・「長崎ちゃんぽん」は、仙台から沖縄で450店舗を展開している。この度タイへ国外進出した。「とんかつ浜勝」もわが社のチェーン店舗。今後も事業拡大に尽力していきたい。
②安心安全の取り組みについて
・H21に「長崎ちゃんぽん」に使用する野菜を全て国産化した。TVのドキュメンタリーにも取り上げられた。H20からプロジェクトを立ち上げ活動した。
・それまでは、ニンジン、コーン、きくらげ、きぬさや、玉ねぎすべてを冷凍加工された外国産で賄ってきた。食に対する安全安心の動きが強まるなか、当社では動きを始めた。
・キヌサヤについては、200tの必要量に対して、調達できる数量が50tというところからスタート、これについては産地との協議を経て、筋取り加工を自社で行うことを条件に200tの確保につなげた。他の野菜にもそれぞれ苦労があった。
・国産の野菜を新鮮な状態で提供するため、在庫は1日分だけにしている。作り置きや、冷凍保存をしない方針。工場は佐賀と静岡。
③地産地消について
・玉ねぎについては、長崎産をまず使うようにしている。自社の出身地:長崎にこだわれるところは、今後も続けたい。できる限り地元産を使用し、生産者の顔が見えるものとしたい。具体的取組は、まだこれからだと考えている。

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(4)エフコープ生活協同組合
①組合の概要
・福岡県下の5つの生協が1983年に合併し、「エフコープ」が誕生。前年の売り上げは520億円/年あり、380億円は宅配(無店舗)事業、115億円は店舗事業、残りは副収入。
・最初の取り組みは、「安心して飲める牛乳」。後に一般企業も追随してきたと考えている。
②地産地消について
・生産者、メーカー、流通、消費者の間に生協が入り、「ともに生き、ともに作る」ものとして取り組んでいる。
③佐世保漁協の例
・市場に出しても捨てられるような魚、新鮮な魚に付加価値を付けて売ろうと取り組んだ。その日に取れた魚を、一次調理→真空パック→消費者の手へとつなげた。当初の反響が良かったが、続けるうちに品種が揃わなかったり、時化続きの際に入荷が途切れたりという天然魚ならではの問題が出てきた。明確な対策はできてないが、何とか注文を捌けてはいる。
④今後の展望
・国産飼料を食べさせた「安心安全な」畜産物の提供に力を注ぎたい。飼料米の生産にまで手を広げられればと考えている。
# by saiki-brand | 2010-07-02 12:17 | Comments(0)

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平成22年5月19日~21日にかけてマリンメッセ福岡(福岡市)で、「西日本食品産業創造展‘10」が開催されました。同展覧会では、各種新商品や製造機械の展示、菓子・パンコンクールの発表会の外、各種セミナーが開催されました。今後数回に分けて、報告をします。

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<量目からみたお客様ニーズ>(成田総菜研究所長)
・総菜とは、栄養のバランスがとれて、各家庭の家計の範囲内で、家族の思考を満足させたものでなければならない。
・家庭では使っていない添加物を使った総菜を平気な顔で売っていませんか。家庭でもパスタにオリーブ油を使っている時代に平気でサラダ油を使っていませんか。
・一年中同じ内容の、使われる野菜の種類や重量が同じ総菜を作っていませんか。
・季節のものを一品加えるだけで売れ行きが違う。
・季節、天気、温度変化に敏感に丁寧に対応することで売れ行きが違う。
・1人前を2個買わせるのか、1.5倍の量で2人前と表示して買わせるのか。
・売れ筋でない商品の品揃えも大切。
・果物も単なるフルーツとしてではなく、健康や美容という側面を強調しよう。
・ヌルヌルして嫌いといわれた牡蠣も蒸して販売するとよく売れる。
・摂氏20度になるとパン粉料理が売れ、30度になると天ぷらが売れる。
<弁当>春の花見時期は、ご飯は少なく総菜を多めに。/夏はご飯の量の多いものが売れる。寿司の1パックの貫数を増やす、ウナギ・ステーキがよく売れる。/秋は新米をアピールしよう。/季節を感じらせるものを必ず1品は入れよう。
・冬は汁物総菜がよく売れる。
<資料>
・1人で食事をする人の割合は平日は15.9%、休日は7.4%。
・よく買う総菜、サラダ、食べたいけど作るのが面倒な料理、週末によく飼う総菜はそれぞれ違う。
・諸費者はますます賢くなっていくが、勉強しない売り手側。
# by saiki-brand | 2010-07-01 12:09 | 研修会・視察(報告) | Comments(0)